バターの風味を必ずしも必要としない場合、家庭にある植物油で十分に代用できます。液状油はバター(水分約16%・脂質約80%)と異なり「純粋な油分100%」であるため、置き換える際はバターの分量に対して80〜90%の重量を目安にするのが鉄則です。
① オリーブオイル(エキストラバージン / ピュア)
ホームベーカリーの食パンでオリーブオイルを代用すると、トーストした際にクラスト(皮)がサクサクと軽快な食感に仕上がります。特有のフルーティーな香りがほのかに漂うため、朝食のトーストサンドや料理に合わせる食事パンとして抜群の相性を誇ります。
② 米油(こめ油)
食パンをバターなしで作る際、最もクセがなく万人受けするのが米油です。加熱に強く酸化しにくいため、油特有の重さが一切残りません。きめ細やかな気泡が均一に広がり、しっとりソフトな口どけの和食にも合うデイリー食パンが焼き上がります。
③ 太白ごま油(製菓・製パン用)
焙煎せずに生搾りされた太白ごま油は、ごま特有の香りや色が一切なく、製パン業界でも高く評価されています。生地の伸びを劇的に向上させ、冷めても驚くほどふっくらとした弾力をキープできるため、高級食パンのような絹どけ食感を求める際に最適です。
④ サラダ油(キャノーラ油・大豆油など)
最も手軽に使えるサラダ油は、淡白でクセのない仕上がりになります。ただし入れすぎると生地がダレやすくなるため、1斤あたり大さじ1(約12g)程度に抑えるのが成功の秘訣です。