少年隊『仮面舞踏会』が伝説と呼ばれる理由と3種レコードの真相の最新情報をご紹介します。最新トレンドがチェックできます。
『仮面舞踏会』を語る上で欠かせないのが、EPレコード盤にジャケット写真とB面収録曲が異なる3つのバージョンが存在したという事実です。現代のCDや配信で主流となっている「複数形態リリース」の先駆けであり、当時のレコード業界としては極めて野心的な試みでした。
レコード仕様B面収録曲・作家陣衣装・ジャケットの特徴編集部の見解・評価TYPE A(規格品番:L-1801)『春風にイイネ!』
(作詞:宮下智/作曲:佐藤健)赤を基調としたタキシードスタイル爽やかでキャッチーな王道アイドルポップス。3人の明るいパーソナリティを象徴する1曲。TYPE B(規格品番:L-1802)『ONE STEP BEYOND』
(作詞・曲:Alan O'Day/日本語詞:湯川れい子)黄(ゴールド)を基調としたタキシードスタイル全編英語詞パートを含む本格派ファンクナンバー。世界水準のダンスミュージックを志向。TYPE C(規格品番:L-1803)『日本よいとこ摩訶不思議』
(作詞・作曲:野村義男)青を基調としたタキシードスタイル和風ロックと早口言葉のミクスチャー。後に嵐など後輩グループへも受け継がれた名曲。
表に示した通り、レコード会社(ワーナー・パイオニア)と制作陣は、少年隊の持つ多面的な魅力を1枚に閉じ込めるのではなく、3つの異なる音楽的アプローチとして世に放ちました。ジャケットカラーも赤・黄・青の3色展開となっており、ファンは好みの楽曲やメンバーの立ち位置に合わせて盤を選び、熱心なリスナーは3種類すべてをコンプリートして聴き比べるという現象が起きました。