近年の彼女を語る上で欠かせないのが、高い評価を獲得したドラマ『正年(チョンニョン)』での圧倒的なパフォーマンスだ。天才的な才能を持つ主人公と対峙するライバル役・ホ・ヨンソを演じた際、彼女が見せた迫真の歌唱と感情の葛藤は、多くの視聴者の胸を打った。劇中劇で演じる男役の立ち振る舞いを含め、数か月におよぶ凄まじいレッスンを経て作り上げられたその姿は、一人の役者としての覚悟そのものだった。
「自分を極限まで追い込むことでしか到達できない表現がある」——かつてインタビューで語っていた言葉を、彼女は作品を通じて証明してみせた。徹底的な役作りから生まれる説得力こそが、業界関係者からの絶大な信頼へとつながっている。