生放送という極限の緊張感が漂う大舞台において、司会者には通常、寸分の狂いもないタイムキーピングと正確無比なアナウンス力が求められます。しかし、綾瀬はるかがもたらした価値は、そうした既存の司会者像を鮮やかに覆すものでした。
彼女の司会が圧倒的に愛される最大の理由は、「作為のなさ」と「圧倒的な一生懸命さ」にあります。台本をなぞるだけの上手な進行ではなく、目の前で繰り広げられるアーティストの歌唱や演出に対して、一人の人間として心から感動し、驚き、時に全力で緊張する。その飾らない素直な感情の揺れ動きが、画面越しのお茶の間にダイレクトに伝わってくるのです。
ネット上の視聴者反応を見ても、「完璧なアナウンサータイプより、綾瀬はるかの一生懸命な姿を見るほうが年末らしい温かい気持ちになれる」という声が圧倒的多数を占めます。失敗を恐れて小さくまとまるのではなく、常に全力投球でステージに立つ姿勢そのものが、老若男女を問わず愛される唯一無二の求心力となっています。