ハサミもアイロンも使わず、全体のサイズ感をワンサイズ落としたいときに検討されるのが、Tシャツを乾燥機で縮める方法です。ただし、この方法は生地の特性を正しく理解していないと取り返しのつかない失敗につながります。
乾燥機による熱収縮が期待できるのは、綿(コットン)100%の素材に限られます。ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は熱で縮みにくく、無理に高温をかけると生地が傷んだりテカリの原因になります。縮ませる手順は、熱めのお湯(40〜50℃程度)でTシャツをしっかり濡らして脱水したあと、コインランドリーなどの大型ガス乾燥機で高温設定(約30分)にかけるのが最も効果的です。
ただし、縦方向(着丈)だけでなく横方向(身幅や肩幅)も同時に3%〜5%程度(着丈で約2〜4cm)縮む点には注意が必要です。また、ラバープリントが入ったTシャツは熱によってプリント部分がひび割れたり剥がれたりするリスクがあるため、ヴィンテージ品や高価なグラフィックTシャツへの適用は避けるのが賢明です。