今季の三重を象徴するのが、いわゆる「三重4強」と呼ばれる有力校同士のハイレベルな鍔迫り合いです。四中工や津工といった名門がなぜこれほど激しい競り合いを演じることになったのか、その深層には各校の明確な戦術思想の違いがあります。
四日市中央工業高校サッカー部は、伝統の「サイドアタック」に現代的なハイプレスを融合させ、ボール奪取から電光石火のショートカウンターを仕掛けるスタイルを完成させつつあります。前線に配置された決定力の高いストライカー陣は県内屈指の破壊力を誇ります。
これに対抗する津工業高校サッカー部は、中盤での緻密なポゼッションとテンポの変化で相手を崩す技巧派軍団。中央とサイドを巧みに使い分けるコンビネーションは円熟味を増しており、相手のプレスを無力化するボール保持率の高さが武器です。
さらに、強固な守備ブロックとセットプレーの強さで勝負強さを発揮する海星高校サッカー部、豊富な運動量と鋭いサイドアタックで一撃必殺の鋭さを持つ三重高校サッカー部が虎視眈々と王座を狙っています。SNS上をはじめとする三重県高校サッカーネットの反応でも、「今年の4強対決はどこが勝つか全く読めない」「津工のパスサッカーと四中工の推進力の激突が見応えありすぎる」といった驚きと称賛の声が多数寄せられています。