大型モールへ出かける際、多くの利用者が比較対象として挙げるのが「イオンモール」や「三井アウトレットパーク」、そして神奈川屈指の集客力を誇る「ラゾーナ川崎プラザ」です。これらは一見似た構造に見えますが、ターゲット層、出店構成、価格帯において明確な棲み分けがなされています。
「ららぽーととイオンの違い」をひと言で表すなら、「非日常のライフスタイル提案」か「日常の生活利便」かという思想の差です。イオンモールは直営スーパー(イオンリテール)が中心に座り、夕飯の買い物ついでにテナントを回る構造が基本。対するららぽーとは、セレクトショップ(ユナイテッドアローズやビームス等)や話題の飲食フロアを主軸とし、週末の「ハレの日」を過ごす場として企画されています。
また、「三井アウトレットパークとの違い」は取扱商品の性質です。アウトレットは型落ち品やサンプル品を安価に提供する「オフプライス流通」であるのに対し、ららぽーとは「今まさに店頭に並ぶ今期の新作」を定価で販売する正規店で構成されます。
さらに、同じ三井不動産グループが運営する「ラゾーナ川崎との違い」に疑問を持つ方も多いでしょう。ラゾーナ川崎はJR川崎駅直結という超高密度な交通結節点に位置し、中央のルーファ広場で著名アーティストのリリースイベントなどを連日展開する「ステーション型複合施設」です。郊外バイパス沿いに広大な駐車場を備えて展開するららぽーととは、立地戦略とアクセス設計が根本から異なります。