現代サッカー中継を見ていると、40番台や70番台、80番台といった大きな数字を好んで着用する選手を目にします。これには単なる「空き番号だったから」にとどまらない、明確な理由が存在します。
代表的な理由は以下の3パターンです。
- 生まれ年の下2桁:ロナウジーニョがACミラン移籍時に10番が空いていなかったため「1980年生まれ」から「80番」を選択した例や、アンドリー・シェフチェンコの「76番」が有名です。
- 足し算によるこだわり:イバン・サモラーノ(元インテル)は、ロナウドに9番を譲った後、「18番」を選び、ユニフォームの数字の間に小さな「+」を書き込んで「1+8=9」としてプレーしました。
- 育成組織出身者の敬意とゲン担ぎ:トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)の「66番」や、フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)が他界した祖父の年齢に敬意を表して選んだ「47番」のように、ユース時代に与えられた番号に愛着を持ち続けるケースです。
また、かつてオランダの英雄ヨハン・クライフが「先発は1〜11番」という不文律を破り、負傷復帰時にたまたま手にした「14番」を自身のトレードマークにしたエピソードは、背番号が個人のブランディングツールへと変貌した歴史的転換点として語り継がれています。