暗黒大陸を目指す巨大客船B・W号の船内において、幻影旅団(クモ)はヒソカ=モロウの抹殺を最優先課題として行動しています。天空闘技場での死闘に敗れ、死後強まる念によって蘇生したヒソカは、コルトピとシャルナークを急襲して殺害。「旅団を見つけ次第全員殺す」という冷酷な宣言を行いました。
この事態を受け、クロロはかつて見せた冷徹なポーカーフェイスを崩し、深い怒りと哀切を滲ませながらヒソカ追跡を指示しています。船内第5層から第3層にかけて、カキン帝国の三大マフィア(シャ=ア一家、シュウ=ウ一家、エイ=イ一家)の抗争が複雑に絡み合う中、クロロは単独および仲間とのペアで索敵を継続。船内の緊張感は極限に達しています。
アニメ版(第2作)でクロロ役を務める声優・宮野真守氏が表現したような、底知れぬ静寂と激情が同居するキャラクター性は、現在の原作描写においても一層研ぎ澄まされています。「全員殺せ」とマフィア抗争の渦中に飛び込むクロロの姿は、冷徹なリーダーから復讐の鬼へと変貌したかのようです。