小学校3年生の理科単元「じしゃくのふしぎ」や夏休みの自由研究において、教科書通りの実験だけで終わらせるのは非常にもったいないアプローチです。身の回りの日用品を対象に実験を行うと、意外な素材の反応に驚かされます。
教育現場や家庭実験で大きな盛り上がりを見せる「身近な検証ターゲット」をピックアップしました。
- お札(日本銀行券):
千円札や一万円札の肖像画部分には、偽造防止用の特殊インクとして微量の酸化鉄(磁性インク)が含まれています。非常に強力なネオジム磁石を糸で吊るしたお札に近づけると、ゆっくりと引き寄せられる様子を観察できます。 - 使い捨てカイロの粉末:
発熱後のカイロの中身は鉄粉が酸化したものです。袋を破って中身に磁石を近づけると(ビニール袋越しに実験)、黒い粉末がまるで砂鉄のようにびっしりと吸着します。 - シリアル食品(鉄分強化タイプ):
栄養強化のために還元鉄が含まれているコーンフレークを水に浸してすり潰し、ビニール袋の上から強力な磁石を当ててゆっくり動かすと、目に見えるサイズの鉄の微粒子が集まってきます。 - 黒板・ホワイトボードの板面:
表面は樹脂やホーローですが、裏打ち材として薄い鋼板(スチールシート)が挟まれているため、マグネットが問題なく吸着します。