水羊羹の成否を分けるのは、寒天が保水できる限界水分量と小豆粒子の比率です。水分が多すぎると保水しきれず離水が起き、寒天が多すぎると練り羊羹のような硬い食感になってしまいます。試作検証を重ねて導き出した、最も口溶けが良い配合がこちらです。
【基本の手順】誰でも失敗しない4ステップ
1. 寒天の完全沸騰:小鍋に水300mlと粉寒天4gを入れて中火にかけ、かき混ぜながら沸騰させます。沸騰後も弱火でしっかりと1〜2分間煮立てることが、寒天の凝固力を最大限に引き出す必須条件です。
2. 砂糖と餡の投入:砂糖を加えて完全に溶かしたら火を極弱火にし、市販のこしあんを少しずつ割り入れます。泡立て器や耐熱ヘラでダマがなくなるまで手早く混ぜ合わせ、再度ふつふつと沸いたら火を止め、塩を加えます。
3. 裏ごしと粗熱取り:一度目の細かい万能こし器で裏ごしすると、口当たりが驚くほどシルキーになります。
4. 氷水でとろみづけ&冷却:鍋底を氷水につけ、ヘラで静かに混ぜながら「ポタポタと落ちて筋が残る程度(約40〜45℃)」まで冷やしてから、水で濡らした型に流し込みます。冷蔵庫で約2時間冷やし固めれば完成です。