インターネット上の口コミで頻繁に議論されるのが「加味逍遥散を飲んだら痩せた」「逆に太ってしまった」という相反する体験談です。加味逍遥散自体に脂肪を燃焼させる直接的なダイエット作用はありませんが、心身のバランスが変化する過程で体重変動が生じるメカニズムは科学的に説明がつきます。
【痩せたと感じる理由】
強いストレスやPMS期におけるホルモンバランスの乱れは、自律神経の過緊張を招き、ドカ食いや甘いものへの過食を引き起こします。加味逍遥散によって気の滞りが解消し精神が安定すると、衝動的な過食行動が自然に収まるため、結果的に摂取カロリーが減少して体重が落ちます。また、茯苓や白朮の利尿・水分代謝改善作用により、慢性的なむくみが解消されることも大きな要因です。
【太ったと感じる理由】
一方で、ストレスから胃痛や食欲不振に陥っていた虚弱体質の方が服用した場合、自律神経と胃腸機能が回復して本来の健康的な食欲が戻り、適正体重へと増量するケースがあります。さらに注意すべきは、副作用による「むくみ(浮腫)」を体重増加と誤認するケースです。甘草の過剰摂取に伴う水分貯留が生じている可能性があるため、急激な体重増加や手足の張りを感じた際は注意深く観察する必要があります。