古くから民間療法として伝わる家庭料理の中には、現代科学でも明確に効果が裏付けられているものが数多く存在します。その代表格が「はちみつ大根」と「生姜湯」です。
大根に含まれる辛味成分「イソチオシアネート」には優れた抗炎症・抗菌作用があり、毛細血管を広げて血行を促す働きがあります。浸透圧によって大根のエキスが溶け出したはちみつシロップは、天然ののど薬として粘膜を包み込みます。
3分で仕込める「はちみつ大根シロップ」の作り方
- 材料:大根(皮付きのまま1cm角のサイコロ状に切ったもの)適量、純粋はちみつ(大根が浸る程度)。
- 手順:清潔な保存瓶や耐熱容器に角切り大根を入れ、上からはちみつを回しかける。常温で約2〜3時間放置すると、大根から水分が抜け、サラサラとした液体が抽出されます。
- 飲み方:抽出された上澄みシロップをスプーン1杯そのままゆっくり喉に当てるように飲むか、ぬるま湯で2〜3倍に割って服用します(※1歳未満の乳児にはボツリヌス症予防のため絶対に与えないでください)。
血流を底上げする「特製とろみ生姜湯」の作り方
すりおろした生姜を加熱すると、ジンゲロールの一部が「ショウガオール」へと変化し、深部体温を高める作用が強まります。片栗粉や葛粉で軽くとろみをつけることで、喉の通過速度を遅くし、有効成分を長く患部に接触させることが可能です。
- 材料:おろし生姜小さじ1、はちみつ小さじ2、片栗粉小さじ1/2、水150ml。
- 手順:小鍋に水と片栗粉を入れてよく溶かし、中火で混ぜながら透明感が出るまで加熱します。火を止めてから生姜とはちみつを加え、しっかり混ぜ合わせます。
また、フルーツを取り入れる場合は、喉にいい果物として名高い「和梨」やすりおろした「りんご」が最適です。梨に含まれる豊富な水分とアスパラギン酸は喉の渇きを急速に潤し、炎症によるほてりを鎮める効果があります。