住環境や季節によって保管環境は変化します。トラブルを未然に防ぐプロの管理術を押さえておきましょう。
夏場の高温多湿対策(かぼちゃ保存夏場注意点)
近年の日本の夏場は室内温度が30℃を超えることも珍しくありません。25℃以上の環境に丸ごと放置すると、追熟を通り越して果肉が過熟し、内部発酵(スが入る状態)を起こします。夏場に限り、かぼちゃ丸ごと冷蔵庫野菜室での保管が有効です。その際は冷えすぎと乾燥を防ぐため、新聞紙で全体をしっかり包んだ上でポリ袋に入れ、口は軽く結ぶ程度にして野菜室の冷気吹き出し口から離れた場所に配置します。
ヘタに生えたカビの対処法(かぼちゃヘタカビ対処法)
「ヘタの周りに白いふわふわした粉のようなカビが生えてしまった」という相談は非常に多く寄せられます。ヘタの先端にうっすら生えた初期段階の白カビであれば、内部まで侵食していないケースが大半です。消毒用アルコール(エタノール)を染み込ませたキッチンペーパーでカビを丁寧に拭き取り、風通しの良い場所で完全に乾かしてください。ただし、ヘタ周辺の果肉が指で押してペコペコ凹むほど柔らかくなっている場合は、内部腐敗が進んでいるため速やかに廃棄する必要があります。
冬至に向けた長期備蓄の知恵(冬至かぼちゃ長期保存)
昔から日本には「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」という風習があります。夏から秋に収穫したかぼちゃを12月下旬の冬至まで2〜3ヶ月間無傷で保存するには、段ボール箱の底に新聞紙を敷き詰め、かぼちゃ同士が接触しないよう隙間を空けて並べるのがベストです。玄関先や北側の廊下など、暖房器具の熱が届かない一定の低温環境を維持できる場所を選びましょう。