春植えじゃがいもを完全攻略するための年間スケジュールと具体的な管理手順を時系列で解説します。
- 土作り(植え付けの2〜3週間前):
1㎡あたり完熟牛糞堆肥2kg、化成肥料(N-P-K=8-8-8)50gを均一に混ぜて深く耕起します。石灰類は原則施用しません。水はけを良くするため、幅60〜70cm、高さ10〜15cmの畝を立てておきます。 - 種芋の準備(2週間前〜前日):
日当たりの良い場所で芽出しを行い、植え付け2〜3日前に頂芽部を中心に縦割りカット。風通しの良い日陰で切り口を乾燥させます。 - 植え付け(2月下旬〜3月下旬):
深さ7〜10cmの溝を掘り、株間30cm間隔で種芋を配置します。切り口を下に向け、芽を上にして置くのが基本です。種芋と種芋の間に、スプーン1杯(約10〜15g)ずつの化成肥料を「置き肥」として配置し、土を戻して軽く鎮圧します。 - 芽かき作業(本葉5〜6枚・草丈10〜15cm時):
1株から複数の芽が密集して伸びてきます。太くて元気な芽を1〜2本(多くても3本)だけ残し、残りの細い芽は種芋が抜けないよう地際を手で押さえながら横に引き抜きます。この作業により養分が集中し、大玉に育ちます。 - 1回目の追肥と土寄せ(芽かき直後):
株元周辺に化成肥料を1株あたり軽くひと握り(約20〜30g)追肥し、周りの土を株元へ5cmほど盛り上げます。 - 2回目の追肥と土寄せ(蕾が見え始めた開花前):
草丈が25〜30cmに達した頃、同量の追肥を行い、さらに5〜10cmしっかりと土寄せをしてイモの露出を防ぎます。 - 収穫(5月下旬〜6月中旬):
地上部の葉や茎が黄色く枯れ始めたら収穫の合図です。2〜3日以上晴天が続いた乾燥した日を選んで掘り上げます。湿った状態で掘ると保存性が著しく落ちるため、掘り上げたイモは半日ほど日陰で表面を乾かしてから涼しい暗所で保管します。