おならがよく出る病気5選|危険サインを医師が徹底解説

おならがよく出る病気5選|危険サインを医師が徹底解説

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ガスが多発する現象のなかで最も警戒すべきは、腸管の物理的な狭窄や粘膜の悪性腫瘍に伴う症状です。特に大腸がんの初期症状としてのおならは、早期発見の重要な手がかりとなり得ます。

大腸のS状結腸や直腸などに腫瘍ができると、腸の内腔が狭くなり、便やガスの通過が妨げられます。便が滞留することで悪玉菌による異常発酵が進み、おならの回数が増加するとともに、排気困難感が生じます。腫瘍の進行に伴って生じる組織の壊死や出血が混ざり合うことで、鼻を突くような硫黄臭や腐敗臭を放つようになります。

また、過去の開腹手術による癒着や腫瘍の圧迫などによって腸管が完全に塞がってしまう腸閉塞(イレウス)は、命に関わる緊急疾患です。腸閉塞を発症すると、ガスや便が完全に遮断され、急激な激痛、激しい嘔吐、お腹の急激な膨張が現れます。「おならすらまったく出なくなった」「激しい腹痛とともに嘔吐した」という状態は腸閉塞の危険なサインであり、躊躇せず救急受診しなければなりません。

森 瞳
著者

森 瞳

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