日本の年齢計算には、生活現場で混乱を生みやすい2つの体系があります。法的な公式ルールである「満年齢」と、神社仏閣の儀礼で重用される「数え年」です。
満年齢は、生まれた日を「0歳」とし、翌年の誕生日に「1歳」を加算する近代的な数え方です。日本では1950年施行の「年齢のとなえ方に関する法律」により、公的機関での年齢表記が満年齢に完全統一されました。
一方の数え年は、生まれた日を「1歳」とし、正月(元日)を迎えるたびに全員が一斉に1歳年を取る伝統的な数え方です。母胎に命が宿った瞬間を生命の起点と捉える東洋思想に根ざしており、厄年のお祓いや七五三、一部の長寿祝いでは現在も数え年が標準として使われています。
簡単な換算式は以下の通りです。
- その年の誕生日を迎えている場合:数え年 = 満年齢 + 1歳
- その年の誕生日を迎えていない場合:数え年 = 満年齢 + 2歳