マツエクの施術直後は、見た目にはしっかり接着しているように見えても、内部の接着剤はまだ不安定な状態にあります。ここでどのような行動をとるかが、その後の持続期間を決定づける最初の試練となります。
サロンで使用される一般的なシアノアクリレート系接着剤は、空気中のわずかな水分を取り込みながら時間をかけて重合反応を起こし、固化していきます。マツエクグルーの完全硬化時間は通常5〜6時間(揮発成分が完全に落ち着くまで約24時間)とされています。表面だけが乾いた状態で水分や熱、強い湿気にさらされると、化学反応が乱れて接着強度が著しく低下するだけでなく、グルーが白く濁ってしまう「白化現象」を引き起こすリスクが高まります。
そのため、マツエク施術当日の入浴時間には特別な配慮が求められます。施術完了から最低でも5〜6時間は洗顔・入浴・シャワーを控え、目元を完全にドライな状態に保つのが鉄則です。どうしても当日にシャワーを浴びたい場合は、首から下のみにとどめ、浴室の蒸気が目に当たらないよう換気扇を回しながら短時間で済ませる工夫が欠かせません。岩盤浴、サウナ、ホットヨガ、激しい運動による発汗は、グルーの定着を妨げる主原因となるため施術当日は完全に回避してください。