ジベル薔薇色粃糠疹は基本的に「何もしなくても自然に治る」病気ですが、適切なセルフケアと医療機関の活用によって、不快な症状を最小限に抑え、治癒までの期間を快適に過ごすことが可能です。
薬物療法の基本方針
根本的な抗ウイルス薬は通常使用されません。症状に応じた対症療法が基本となります。
- かゆみが強い場合:抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬の内服(眠気の少ない第2世代抗ヒスタミン薬が主流)
- 炎症や赤みが強い場合:マイルド〜ミディアムクラスのステロイド外用薬、または非ステロイド性抗炎症外用薬の短期間塗布
- 乾燥・皮むけが目立つ場合:ヘパリン類似物質や白色ワセリンなどの保湿剤による皮膚バリアの保護
向いている生活習慣・避けるべき行動の判断基準
【積極的に行うべきこと(推奨)】
・1日7時間以上の質の高い睡眠を確保し、疲労回復を最優先する
・綿100%など通気性が高く肌触りの柔らかい下着を着用し、摩擦刺激を減らす
・シャワー後はこすらずタオルを押し当てて水分を拭き取り、速やかに保湿する
【絶対に避けるべきこと(非推奨・悪化リスク)】
・自己判断で市販の水虫薬(抗真菌薬)や強いステロイドを塗り広げる行為
・かゆいからといって患部を爪で掻き壊すこと(二次的な細菌感染や色素沈着の原因)
・サウナ、熱湯入浴、過度な飲酒、激しい有酸素運動による体温の急上昇