未来悟飯を語る上で避けて通れないのが、左腕を欠損した隻腕(せきわん)の戦士となった経緯と、冷たい雨の中で迎えた最期です。
トランクスを庇い左腕を喪失した遊園地の激闘
詳細を見るテレビスペシャル『絶望への反抗』において、人造人間17号・18号が遊園地を襲撃した際、悟飯は修行中だった少年トランクスを伴って現場へ急行します。超サイヤ人に変身した悟飯は互角以上の立ち回りを見せるものの、2人がかりの連携攻撃とトランクスへの奇襲により窮地に立たされます。
崩壊する瓦礫の中、悟飯は自らの身体を盾にしてトランクスを爆発から防ぎきりました。しかし、その代償として左腕を完全に失う致命傷を負ってしまいます。基地へ帰還した際、意識を取り戻した悟飯は最後の1粒しかなかった貴重な仙豆を迷わず瀕死のトランクスに与え、自らは隻腕のまま生き延びる道を選びました。この徹底した自己犠牲の精神が、視聴者の胸を強く締め付けました。
泥水に沈んだ最期とトランクスの覚醒
片腕となった後も悟飯は片手での過酷な武術修行を継続し、再び市街地を襲撃した人造人間たちとの決戦に向かいます。同行を懇願するトランクスの首筋を手刀で打ち気絶させ、「お前は最後の希望なんだ」と心の中で語りかけながら、単身で戦場へと赴きました。
激闘の末、降りしきる冷雨のなか、17号と18号の無慈悲な集中砲火を浴びて未来悟飯は命を落とします。目を覚まし、現場に駆けつけたトランクスが発見したのは、泥水の中にうつ伏せで倒れ、息絶えた師の冷たい亡骸でした。最愛の師を理不尽に奪われたトランクスの慟哭と激しい怒りが、彼を真の超サイヤ人へと覚醒させる決定打となったのです。