多くのユーザーが最も熱さを実感するのが充電時です。スマホ充電中に熱くなる理由は、リチウムイオンバッテリーが電力を蓄える際に発生する化学反応熱と、充電制御回路(PMIC)が電圧を変換する際に生じる電力損失熱にあります。近年普及している45W〜100W級の超急速充電規格やワイヤレス充電(Qi2など)は、給電スピードと利便性に優れる反面、短時間で大きな熱を生み出す構造的特徴を持っています。
発熱が常態化すると、リチウムイオンバッテリー内部の電解液が分解され、不可逆的な劣化が進行します。以下に該当する症状が見られる場合、それは見過ごせないバッテリー劣化の危険サインです。
特に危険なのが、充電を行いながら負荷の高いゲームや動画視聴を続ける「ながら充電」です。バッテリーへの充放電が同時に発生することで熱が局所的に蓄積し、セルの劣化ペースは通常の約2倍から3倍に加速します。