『魔法つかいプリキュア!』における早見沙織の役柄は、プリキュア史においても極めて特殊かつ挑戦的な構造を持っていました。彼女が担当したのは、物語序盤に「リンクルスマホン」から誕生した手のひらサイズの妖精はーちゃんです。
誕生当初は「はー!」という一語のみで感情を伝える赤ん坊状態でしたが、物語の進展に伴い急速に成長。知能と語彙を獲得して幼少期・少女期の姿へと変貌を遂げ、第21話ではついに人間の少女花海ことはの姿となり、第3の戦士キュアフェリーチェとして覚醒を果たしました。
キュアフェリーチェの変身シーンにおける名セリフ「フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」「あまねく生命(いのち)に祝福を!キュアフェリーチェ!」は、早見沙織の神聖さを帯びたソプラノボイスによって吹き込まれ、視聴者に鮮烈な印象を刻みつけました。戦闘においても、キュアミラクルやキュアマジカルを圧倒的な魔力でサポート・牽引する「母性的な神秘性」と「天真爛漫な無邪気さ」を同居させたキャラクター造形が高く評価されています。
『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』やその後のクロスオーバー劇場版においても、その圧倒的な存在感と浄化能力は歴代プリキュアの中で際立った輝きを放ち続けています。