営業終了の報が流れた直後、ネットの掲示板や一部のSNSでは「ゴルフ離れによる経営悪化で突然倒産したのではないか」という根拠のない憶測が飛び交いました。しかし、財務諸表の公開データや商業登記、関係者への取材を精査すると、この「経営破綻説」は明確な誤解であることが分かります。
実際には、ゴルフブームによる新規若年層・女性層の参入もあり、同施設の稼働率は閉鎖直前まで高水準を維持していました。決定打となったのは業績不振ではなく、「施設の安全維持限界」と「運営会社のポートフォリオ最適化」です。
昭和40〜50年代に建設された全国の大型練習場が一斉に更新期を迎える中、莫大な修繕費を投じて既存モデルを延命させるか、より将来性の高い都市開発プロジェクトへと土地をバトンタッチするかという、冷静な経営戦略に基づく計画的クローズでした。突発的な破綻ではなく、利用者の安全確保と事業の社会的責任を果たした上での円満な営業終了であったというのが、客観的な事実です。