Q1:洗濯物にチャドクガの幼虫が付着していた場合、通常の洗濯機で洗えば安全ですか?
A1:絶対に通常の洗濯機で他の衣類と一緒に洗ってはいけません。毒針毛は水洗いだけでは分解されず、洗濯槽の中で他の衣類全体に付着して被害を広げてしまいます。対処法としては、まず粘着テープで目に見える毛を慎重に除去した後、50℃以上の熱湯に10分以上浸けるか、スチームアイロンを高熱で当てることが極めて有効です。チャドクガの毒成分はタンパク質であるため、熱によって変性し無毒化されます。その後、単独でしっかり洗い流してください。
Q2:緑色でトゲがある幼虫を見かけました。触らなければ庭に放置しても大丈夫ですか?
A2:放置は推奨できません。緑色でトゲがある幼虫の多くは「イラガ類」であり、放置すると庭木の葉を急速に食い尽くして木を弱らせるだけでなく、風で落下したり枝の裏に隠れたりして、後日剪定や水やりをする際に誤って触れて激痛被害に遭うリスクが高まります。また、秋になると幹に硬い繭を作って越冬し、翌年さらに増殖します。見つけ次第、固着スプレー等を用いて速やかに駆除・撤去するのが賢明です。
Q3:米びつの中に白っぽい小さな幼虫が湧いてしまいました。お米を研いで加熱すれば食べられますか?
A3:ノシメマダラメイガの幼虫自体には毒性がないため、誤って加熱調理したものを口にしてしまっても重大な急性中毒を起こす心配は基本的にはありません。しかし、幼虫の排泄物や吐いた糸、死骸による衛生面・アレルギー面のリスク、さらには著しい風味の劣化を伴います。大量に湧いている場合は健康と衛生の観点から廃棄を推奨します。被害がごく一部の場合は、しっかり水洗いして浮き上がった虫や糸、変色米を取り除き、早めに消費してください。
Q4:散歩中に飼い犬や飼い猫が蛾の幼虫を口に含んだり触ったりした場合はどうすればいいですか?
A4:直ちに動物病院を受診してください。特にチャドクガやイラガに接触した場合、ペットの口腔内や舌、鼻先の粘膜に毒針毛が刺さり、激しい痛みや炎症による口腔内の腫脹、呼吸困難、ショック症状を引き起こす恐れがあります。無理に飼い主の手で口の中を拭おうとすると、飼い主自身の手にも毒針が刺さる二次被害が起きるため、濡れたガーゼ等で優しく表面を拭き取る程度にとどめ、速やかに獣医師の診察を受けてください。