二人の関係性を語る上で避けて通れないのが、2019年に発生した一連の闇営業騒動と、それに伴う亮の活動休止です。当時、芸能界からの引退すら囁かれていた相方を救うため、淳が取った行動は芸能界の歴史においても極めて異例なものでした。
淳が立ち上げた「株式会社LONDONBOOTS」の設立理由は、亮が芸能活動へ復帰するためのセーフティネットを作ることにありました。大手機動力を誇る吉本興業の枠組みから一時的に離れざるを得なかった亮に対し、淳自らが代表取締役社長となり、亮を唯一の所属タレントとしてマネジメントを行うことで、世間や関係各所への説明責任と復帰の道筋を一本化したのです。
2026年1月に行われた手作りの復帰記者会見で見せた、緊張で顔を強張らせる亮と、それを絶妙なユーモアとフォローで支える淳の姿は、多くのファンの胸を打ちました。その後、吉本興業とのエージェント契約を締結し、段階的に地上波復帰を果たしていった経緯は、淳の戦略的プロデュース力と相方への深い情愛の結晶といえます。
そして亮が十分に自立した活動基盤を整えた段階で、同社を閉じるのではなく亮自身がそこから巣立ち、フリーランスとなる道を選びました。この一連の流れは、「依存」ではなく「自立」を促すためのプロセスであったことが窺えます。