この交際劇において、世間の共感と注目を最も集めたのが、父親である梅宮辰夫氏の徹底抗戦でした。辰夫氏は連日のようにワイドショーの直撃取材に応じ、カメラの前で怒りを露わにしながら「あいつだけは絶対に許さない」「誠意のかけらもない」と交際を公然と猛反対し続けました。
辰夫氏がそこまで頑なに反対した最大の理由は、羽賀氏が背負っていた約3億円規模とも言われる巨額の借金と、その金銭感覚の異常さにありました。羽賀氏は高級外車を乗り回し、派手な生活を送りながらも、裏では複数の金融業者や個人から多額の資金を借り入れており、その返済に行き詰まっていた実態があったのです。
当時の報道や関係者の証言によると、羽賀氏の借金トラブルにおいて以下の深刻な実態が明らかになっています。
- 多額の利息肩代わり:アンナ氏自身が羽賀氏の借金返済のために、月々数百万円単位の利息を工面し支払っていたとされる事実。
- 連帯保証人への署名危機:羽賀氏の債務をめぐり、アンナ氏が保証人に仕立て上げられそうになり、梅宮家全体が破滅の危機に瀕したこと。
- 家族の疲弊:母親である梅宮クラウディア氏も連日の心労から体調を崩し、家庭内が崩壊寸前の状態に追い込まれていたこと。
羽賀氏が記者会見で発した「誠意を見せる」という曖昧な言葉に対し、辰夫氏は「誠意って何かね? 言葉じゃなくて行動で見せろ」と一刀両断しました。昭和の芸能界で酸いも甘いも噛み分けてきた辰夫氏は、羽賀氏がアンナ氏の若さと知名度、そして梅宮家の財力や社会的信用を自らの金銭的延命に利用している本質を、最初から完全に見抜いていたのです。