テーピングでいくら痛みを逃がしても、根本的な爪の切り方を誤っていれば巻き爪の無限ループから抜け出すことはできません。巻き爪に悩む人の約7割が陥っているのが、痛む角を斜めに切り落とす「深爪」の罠です。
角を切ると一時的に皮膚への当たりが消えるため痛みが軽くなったように感じますが、爪が伸びてくる際に柔らかい皮膚へより深く突き刺さり、さらに酷い激痛と陥入爪を招きます。巻き爪悪化を防ぐ爪の切り方の鉄則は「スクエアオフ」です。
【正しいスクエアオフの手順】
1. 爪の先端を指の肉と同じ高さ(1mm程度白い部分を残す)まで、まっすぐ横一文字に切る。
2. 両端の角は絶対に深く切り落とさず、引っかかりを防ぐために爪やすりで角をわずかに丸める程度に整える。
また、自己判断を直ちに中断すべきなのが「化膿」の兆候です。指先が赤く腫れ上がり、ズキズキと拍動性の痛みがある、あるいは黄色い膿や浸出液が出ている、赤く盛り上がった「肉芽(にくげ)」が形成されている場合は、細菌感染(爪囲炎)を起こしています。
巻き爪化膿時の対処法と病院基準として、化膿している患部へのテーピングの直接貼付は雑菌を密閉して増殖させるため厳禁です。水道水で患部を優しく洗い流し、清潔なガーゼで保護した上で、速やかに皮膚科または形成外科を受診してください。抗生物質の投与や排膿処置など、医療行為による消炎が最優先となります。