Q1:松葉杖のレンタル費用や預り金の相場はどのくらいですか?
A1:整形外科での処方時、一般的に数千円(3,000円〜5,000円程度)の保証金(預り金)を病院窓口に預けるケースが多く見られます。この保証金は、治癒後に松葉杖を返却する際に全額返金されるのが通例です。病院によって月額数百円のレンタル料がかかる場合や、消耗品扱いで買い取りとなる場合もあるため、受診先の会計窓口で事前に条件を確認しておくと安心です。
Q2:脇が痛いので、脇当てにタオルを分厚く巻きつけても良いですか?
A2:タオルを過度に分厚く巻くことはおすすめできません。クッションを厚くすると、無意識のうちに脇を乗せてしまい「松葉杖麻痺」のリスクを高める原因になります。また、脇当てが分厚くなりすぎると胸郭(体側)での挟み込みが甘くなり、歩行時の安定性が低下します。痛む場合はタオルを巻くのではなく、高さを下げて「指3本分の隙間」を作り、体重を手のひらへ移すフォームの修正を最優先してください。
Q3:1本松葉杖(片松葉)へ移行するタイミングは自分で決めても大丈夫ですか?
A3:絶対に自己判断で1本に減らしてはいけません。1本松葉杖への移行は、患部の骨や靭帯が全体重の過半数を支えられる強度まで回復していることが前提条件です。レントゲン検査で仮骨の形成が確認され、担当医から「部分荷重1/2以上」または「全荷重可」の診断が出た段階で初めて理学療法士の指導のもと移行します。フライングでの移行は、骨の癒合不全や骨折部位の再ズレを引き起こす最大の原因となります。