ネット空間では、情報の断片化とセンセーショナリズムが結合し、荒唐無稽な言説が真実かのように語り継がれる傾向があります。その代表例が「もなみ説」と「重病説」です。
「もなみ説」とは、事件から10年後の2014年に同じ長崎県佐世保市で起きた「佐世保高1女子殺害事件」の加害生徒(当時16歳)と辻菜摘が同一人物、あるいは血縁関係にあるという言説です。しかし、年齢計算(2004年に11歳だった辻菜摘は2014年には21歳)を見れば明らかな通り、物理的に完全な誤りです。同一の市内で発生したショッキングな少年事件であったことから、ネット上で情報が混濁し、無責任に流布された典型的なフェイクニュースといえます。
また、辻菜摘 結婚の噂 真相や「多発性骨髄腫で闘病中」「すでに死亡している」といった噂についても、具体的な医学的・公的裏付けは皆無です。こうした噂は、PV(閲覧数)稼ぎを狙う悪質なまとめサイトが、無関係な他者の訃報や闘病記の文脈を切り貼りして捏造した情報が拡散したに過ぎません。興味本位の憶測に惑わされず、一次情報と事実に基づいた冷静なファクトチェックが不可欠です。