Q1:「媚びぬ退かぬ顧みぬ」と「退かぬ媚びぬ省みぬ」はどちらが原作の正解ですか?
A1:原作の正式な台詞は「退かぬ!! 媚びぬ 省みぬ!!」です。順番は「退かぬ」が最初であり、漢字も「顧みぬ」ではなく「省みぬ」が公式の表記です。語呂の良さなどからネット上で「媚びぬ退かぬ顧みぬ」という順序が広く流布してしまいましたが、原作準拠では誤りとなります。
Q2:アニメ版でも同じ台詞・順番で発言されていますか?
A2:テレビアニメ版『北斗の拳』(東映アニメーション制作)においても、原作通り銀河万丈氏演じるサウザーが「退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!! 帝王に逃走はないのだーっ!!」と力強く叫んでいます。アニメ版の迫真の演技が、この名言を不動の人気へと押し上げました。
Q3:なぜサウザーは「顧みぬ」ではなく「省みぬ」と言ったのですか?
A3:サウザーは過去を振り返らない(顧みない)こと以上に、自らの冷酷非道な行いや選択を「一切反省しない(省みない)」という強烈な決意を持っていたためです。一度でも反省して悔恨の念を抱けば、師匠オウガイを失った絶望に押し潰されてしまうため、自ら精神の退路を断つ意味で「省みぬ」と叫びました。
Q4:サウザーの心臓の位置が逆だった理由に医学的な根拠はあるのですか?
A4:医学的には「完全内臓逆位(Situs Inversus Totalis)」と呼ばれる実在する先天性の症例がモデルになっています。内臓全体が鏡に映したように左右反転するもので、実社会でも数千人から数万人に1人の割合で確認されます。原作者の武論尊氏・原哲夫氏がこの珍しい医学的特徴を着想源にし、北斗神拳の秘孔が通用しない無敵の強敵を生み出しました。