「憧れのDASH島を自分の目で見てみたい」「聖地巡礼として上陸できないのか」と考えるファンは少なくありません。しかし、現場の法令的・安全的な実情は極めて厳格です。
結論として、一般人のDASH島(由利島)への上陸は固く禁じられています。
法的な観点から整理すると、由利島は日本テレビの所有地ではなく、複数の地権者が存在する「私有地」です。土地所有者の明確な許可なく立ち入る行為は、刑法第130条の「建造物侵入罪」または軽犯罪法違反に抵触する恐れがあります。
安全管理上のリスクも極めて深刻です。島内には正規の港湾設備が存在せず、船を接岸させるだけで座礁の危険が伴います。島内には整備された道路や手すりはなく、毒蛇のマムシの生息、崖の崩落、スズメバチの営巣など、生命に関わる危険要因が放置されています。携帯電話の電波も不安定な海域であり、万一の事故発生時に迅速な救助を望むことは困難です。
さらに、島周辺の海域には地元漁協に認められた共同漁業権が設定されています。許可のないチャーター船や小型ボート、プレジャーボートで無断接近・接岸を試みる行為は、地元漁業者との深刻なトラブルを招く要因となります。
【プロの結論】遠くから見守るべき人とアプローチを控えるべき人の判断基準
DASH島への関わり方については、節度あるメディアリテラシーが求められます。以下の判断基準を参考にしてください。
- 推奨される楽しみ方ができる人:番組の放送を視聴して技術や人間ドラマを応援する人、Googleマップの航空写真を通じて地形や建造物の変遷をデジタル観察する人、松山市沖を運航する定期旅客フェリー等の航路から、肉眼や双眼鏡で島のシルエットを合法的に遠望して楽しむ人。
- 絶対に行ってはならない人:「映える写真を撮りたい」と地元の漁船や釣り船に頼み込んで不法上陸を試みようとする人、ドローンを遠隔操縦して私有地上空を低空飛行させようとする人、安全装備を持たずに無許可のシーカヤック等で接近を企てる人。これらは法的処罰や番組制作中止に直結する危険行為です。