V6を語る上で欠かせない要素の一つが、メンバーの私生活における成熟したパートナーシップです。6人中5人が既婚者であり、その配偶者全員が日本を代表するトップ女優という事実は、アイドル界において極めて異例の記録といえます。
口火を切ったのは井ノ原快彦でした。2007年に女優の瀬戸朝香と結婚を発表した際、コンサート会場でファンへ直接報告する異例の形を取りました。誠実な報告姿勢はファンからも温かく受け入れられ、アイドル界の婚姻における一つの大きな転換点となりました。
続いて2016年に長野博が白石美帆と、2017年に岡田准一が宮﨑あおいと、2018年に森田剛が宮沢りえと結婚。さらに解散直後の2026年12月にはリーダーの坂本昌行が元宝塚雪組トップスターの朝海ひかるとの入籍を発表しました。
特筆すべきは、彼らが私生活を過度に切り売りせず、配偶者である女優陣のキャリアと尊厳を徹底して尊重している点です。森田剛と宮沢りえが設立した「MOSS」のように、公私にわたりクリエイティブな刺激を与え合う対等なパートナーシップを築いていることが、長年にわたり大衆から好感と信頼を集め続ける根本要因となっています。また、唯一独身を貫く三宅健も「ファンを第一に考えるプロのアイドル」としてのストイックな美学を貫いており、それぞれの生き方が完全に肯定されている点もV6の大きな魅力です。