長年にわたり関西の夏の風物詩として定着していたPLの花火が途絶えた直接のきっかけは、2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大でした。当時、全国各地の大規模イベントと同様に密集を避けるための判断として公式に中止が発表され、翌年以降も感染状況を鑑みた休止措置が継続されました。
しかし、世の中の主要な花火大会や大規模フェスティバルが通常開催へ復帰した現在も、PL花火だけは沈黙を守り続けています。「なぜ再開されないのか」という疑問の背景には、表面的な感染症問題を超えた教団側の構造的な変化と運営上の限界が存在します。
花火大会の開催には、火薬代や花火師への発注費用だけでなく、1億円規模とも試算される膨大な雑踏警備費・仮設インフラ整備費が発生します。かつてこれらを一手に負担していた教団側の経済的余裕が急速に失われたことが、休止が長期化している決定的な理由とみられています。