「READYMADE」で世界に衝撃を与えた細川氏の美学は、このブランドにも色濃く受け継がれている。数十年前に作られた古着と見紛うばかりの退色感、首元の自然な伸び、微妙な生地の擦れ。これらはすべて、縫製からプリント、フィニッシングに至るまで高度な計算と職人技によって再現されたものだ。
単なる既存ヴィンテージのレプリカではない。着込むほどに生地が手元で馴染み、真のヴィンテージへと育っていく過程を楽しめることこそ、世界中の服好きを虜にして止まない最大の理由だ。大量生産・大量消費の時代に対する強いアンチテーゼとも言える独自のものづくりが、業界内で高い評価を得ている。