フードテックやサステナビリティの波は、この和菓子の城にも確実に到達している。壽城内の開発チームが推し進めるのは、鳥取県産の厳選素材を無駄なく使い切るアップサイクル・スイーツの試みだ。二十世紀梨の未利用果汁を活用したジュレや、地元酪農家と提携したプレミアムな生乳スイーツなど、地域資源の魅力を極限まで引き出す商品開発が加速している。
さらに、個包装資材の脱プラスチック化や、店舗運営に伴うエネルギーの再生可能エネルギーシフトなど、環境に配慮した先進的な取り組みを公表。単に美味いものを作るだけでなく、地域の未来を守る姿勢が、エシカル消費を重視する現代の旅行者から高い支持を獲得している。