「服を着れば隠せるから大丈夫」と高を括るのは禁物だ。骨格の歪みから生じるお腹の突き出しは、全身のパフォーマンスを著しく低下させる。
まず直撃するのが消化器系へのダメージだ。下がった内臓によって腸が圧迫されると、頑固な便秘や血行不良による冷え性、代謝低下を引き起こす。さらに、横隔膜が正常に動かないため酸素摂取量が減少し、日中の集中力低下や集中持続時間の短縮、理由のない疲労感に悩まされるケースが後を絶たない。
都内の整体院院長はこう指摘する。「20代後半から30代の働く世代で、慢性的な頭痛や肩こりを訴えて来院する患者の8割以上に、共通して肋骨の開きと下腹部の下垂が見られます。お腹の形は、体全体の不調を映し出す鏡なのです」。