細木数子氏の経済力を語る上で欠かせないのが、他の追随を許さない「ビジネスモデルの完成度の高さ」です。多くの人がテレビタレントとしての姿を思い浮かべますが、テレビ出演は彼女の巨大な収益基盤のほんの氷山の一角に過ぎませんでした。
彼女が手掛けた『六星占術』関連書籍は、累計発行部数が1億部を突破し、「世界一売れた占い本」としてギネス世界記録に認定されています。毎年秋になると翌年の運勢本が各書店平積みされ、これだけで毎年数億円単位の印税が半自動的に口座へと振り込まれる仕組みが出来上がっていました。
さらに、1回数十万〜数百万円とも報じられた個人鑑定料、各地で開催された高額セミナー、開運グッズの販売、そして2000年代中盤の民放各局による激しい争奪戦が生んだ破格の番組出演料。これら複数の高収益エンジンが同時に回転していたことこそが、細木数子が儲かった理由の本質です。