ファンが選ぶ「中日歴代ユニフォームかっこいいランキング」において、常に上位を争うのが1987年から導入された「ドジャース型」と、2004年から2011年まで着用された「黄金期モデル」です。
1987年に登場したドジャース型ユニフォーム中日モデルは、ロサンゼルス・ドジャースとの提携関係と星野監督の強い意向によって実現しました。白地に鮮やかな筆記体「Dragons」の胸ロゴ、胸元に映える鮮烈な赤の番号、そして爽快なロイヤルブルーの組み合わせは、全国の野球ファンに強烈なインパクトを与えました。1988年の劇的なリーグ制覇も重なり、このデザインは「強くて華のあるドラゴンズ」の象徴となったのです。
対して、2004年に就任した落合博満監督が主導した中日ユニフォーム黄金期モデルは、対極のミニマリズムを追求した意匠でした。胸元には力強いブロック体で「DRAGONS」と刻まれ、袖や首周りのラインを最小限に抑制。当時の関係者への取材や手記によると、落合監督は「余計な飾りは要らない。グラウンドで結果を出す選手自身がユニフォームを輝かせる」という確固たる思想を持っていたと記録されています。
8年間で4度のリーグ優勝、1度の日本一、すべての年でAクラス入りという球団史上屈指の常勝記録を打ち立てたことで、この深みのあるブルーのユニフォームは「不敗の象徴」として竜党の心に深く刻まれました。