「as well」が絡む発展表現の中で、TOEICやビジネス実務において特に登場頻度が高いのが「as well as」と「might as well / may as well」です。これらは単体のas wellとは異なる明確な文法ルールを持っています。
1. 構文「A as well as B」の意味と主語の一致
「A as well as B」は「BだけでなくAも(not only B but also A)」という意味を表す群接続詞的表現です。ここで最大の注意点となるのは、強調の重心が「A」にあるという点です。
文の主語として使われる場合、述語動詞の人称や単複は「B」ではなく「A(前の主語)」に一致します。
・The manager, as well as the team members, was satisfied with the final result.
(チームメンバーだけでなく、マネージャー自身も最終結果に満足していた。)
※「team members(複数)」に引っ張られて動詞を「were」にしてしまわないよう注意が必要です。
2. 「might as well / may as well」のニュアンス
助動詞と結びついた「might as well [動詞の原形]」および「may as well [動詞の原形]」は、日常会話で極めて高い使用頻度を誇る重要イディオムです。その本質的なニュアンスは「他に良い選択肢がないから、どうせなら〜したほうがいい(〜するのも同じことだ)」という消去法的な提案や諦めを含んだ納得です。
【実践例文】
・The train doesn't arrive for another 40 minutes. We might as well walk.
(次の電車まであと40分も来ないよ。これなら歩いたほうがいいね。)
・Since we have some extra budget, we may as well upgrade the software now.
(予備の予算が余っていることだし、今のうちにソフトウェアをアップグレードしておいても損はないだろう。)
「had better(〜しないとペナルティがある)」のような強制力や切迫感はなく、「文句を言っても仕方がないし、状況的に〜するのが一番無難だ」という大人の判断を下す際に多用されます。なお、現代会話では「may」よりも「might as well」の方が控えめで自然な響きとして広く好まれています。