ビジネス文書の結びとして頻出する「ご指導ご鞭撻(べんたつ)」も、教えを請う表現の代表格です。しかし、これも「ご教示」とは使用目的が明確に異なります。
「ご教示」が個別の質問や特定の情報提供を依頼するピンポイントな言葉であるのに対し、「ご指導ご鞭撻」は「今後とも変わらぬお付き合いと継続的なご指導をお願いします」という包括的な挨拶表現です。着任の挨拶、契約締結後の挨拶、年賀状や季節の便りなど、今後の長期的な関係構築を願う文末に配置します。
日々の具体的な問い合わせメールで「ご指導ご鞭撻いただけますと幸いです」と結ぶのは文脈が噛み合わないため、用途を取り違えないよう意識しましょう。