感情的な噂を排除し、法人としての客観的な輪郭を把握するために、同社の企業情報と経営の方向性を整理します。
株式会社メトロス開発は、代表取締役である衣川展弘(きぬがわ のぶひろ)氏によって設立された不動産会社です。東京都港区を拠点に、首都圏を中心とした都市部で不動産再生事業およびディベロップメント事業を展開しています。単に物件を右から左へ流す仲介業者ではなく、自社でリスクを取って物件を買い取る「プリンシパル投資・買取再販」のビジネスモデルを採用している点が特徴です。
衣川展弘代表が率いる同社の戦略は極めて明確です。大手デベロッパーは、権利関係が綺麗に片付いたまとまった土地を好みます。数坪単位の筆が入り組んだ土地や、住人が立ち退きを拒んでいるような「手間の泥沼」に大手企業が直接首を突っ込むことは、コストやブランドイメージの観点から滅多にありません。メトロス開発は、大手の手が出せない複雑な案件を先行して買い取り、権利調整を完了させた上で再開発用地として大手ビルダーやファンドへ卸すという、都市再生の隙間を埋めるポジションを確立しています。
不動産業界筋の分析によれば、年間数十件から百件規模の権利調整を手掛けており、企業活動の実態はコンプライアンスを重視した正規の不動産事業者です。暴力的な手段や法を無視した圧迫によって土地を奪う行為は一切行っておらず、法務・税務の専門家と連携した高度にドライなビジネスが展開されています。