「飼育したいけれど、生きた虫を捕まえたり触ったりするのは無理……」という方にとって最大の朗報となるのが、身近な食材や人工飼料を使った代用給餌です。カマキリは匂いや味よりも「視覚的な動き」と「口元の触覚刺激」で獲物を判断するため、人間の手でアプローチを作れば多くの代用食を受け入れます。
代用餌として実績のある代表例は次の通りです。
- 魚肉ソーセージ・加熱用かまぼこ:手軽で保存がきき、適度な水分とタンパク質を含むため食いつきが良好です。
- 生の鶏肉(ササミなど)・牛豚の赤身:薄く小さくカットして与えることで、高タンパクな栄養源になります。
- 爬虫類用人工飼料(レオパゲル・レオパブレンドなど):昆虫粉末をベースにビタミンやミネラルが添加されているため、栄養バランスにおいて極めて優れています。
【代用餌を与える決定的なコツ】
細長くカットした餌をピンセットで挟み、カマキリの目の前(1〜2cm程度)で小刻みに左右へ揺らします。カマキリがじっと見つめて興味を示したら、口元や前脚に軽くチョンと触れさせてください。口元の触角(小あごひげ)が餌の味や水分を感知すると、反射的に前脚で抱え込み、そのまま食べ始めます。
なお、「カマキリに昆虫ゼリーを与えてもいいのか?」という疑問をよく耳にしますが、糖分と水分が主体の昆虫ゼリーは肉食のカマキリにとって主食になり得ません。水分補給として舐めることはあっても、これだけで飼育すると確実に栄養失調で命を落とします。