芸能関係者の間でも定期的に持ち上がるのが「明石家さんまと上沼恵美子は本当に共演NGなのか」という問いです。発端は、在京キー局および在阪準キー局のレギュラー番組において、二人が同席する機会が数十年単位で途絶えている点にあります。しかし、番組制作会社幹部や放送作家への取材を重ねると、二人の間に感情的な対立や直接のトラブルが存在した記録は一切確認できません。
最大の要因は、制作現場における「メガトン級MC同士の共倒れ回避」にあります。明石家さんまが司会を務める番組は、彼自身がトークの起点となり全員を巻き込むプレイスタイルです。一方の上沼恵美子もまた、自らが絶対的なセンターとして語り倒し、スタジオを掌握するスタイルを確立しています。どちらかを「ひな壇」や「サブゲスト」に置くことはキャスティングの力学上不可能であり、必然的に共演のハードルが跳ね上がっているのが実態です。
また、上沼恵美子自身が自身の冠番組やYouTubeチャンネルで明かしている通り、「東京のスタジオで長時間拘束される特番ゲスト」を極端に避けてきた経緯があります。大阪を拠点に自らの流儀で番組を仕切る上沼と、東京と大阪を往復しながら第一線で回り続けるさんま。活動拠点の思想の違いが、あたかも「共演NG」であるかのような誤解を生む土壌となっていました。