一般皮膚科および美容皮膚科において、稗粒腫の治療は極めて標準化されており、短時間で安全に除去することが可能です。症状の数や部位、仕上がりの希望に応じて主に2つの選択肢が用意されています。
1. 面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)法(保険適用)
医療用の細い注射針または専用メスを用いて稗粒腫の頂点に微細な穴を開け、面皰圧出器(アクネプッシャー)と呼ばれる器具で内部の角質塊を押し出す手法です。
- 費用:3割負担で1,000円〜2,500円程度(初再診料・処方箋料込み)。個数によって多少変動します。
- ダウンタイムと経過:施術直後は小さな点状の赤みが出ますが、通常2〜3日でかさぶたになり、1週間前後で目立たなくなります。当日から洗顔・入浴が可能です。
2. 炭酸ガス(CO2)レーザー治療(自由診療)
水分に反応する炭酸ガスレーザーを照射し、瞬時に病変部を蒸散させて角質ごと除去します。まぶたのキワなど器具が当てにくい部位や、数十個単位で多発しているケースに適しています。
- 費用:1個あたり3,300円〜5,500円前後(クリニックごとの自費料金設定)。
- メリット:出血がほとんどなく、傷口の治癒が早いのが特徴です。
稗粒腫の圧出治療は、施術自体は数分で完了し、術後の経過も良好です。放置してメイクで隠し続けるよりも、早期に皮膚科を受診して除去する方が費用対効果・時間対効果ともに圧倒的に優れています。