実際に送り花を手配することが決まった際、トラブルを未然に防ぐための最短かつ確実な発注ルートは、「葬儀を担当する施工葬儀社への直接電話・FAX発注」です。
訃報通知(葬儀案内)を受け取ったら、まず記載されている「葬儀場名」および「担当葬儀社名」を確認します。自前で花屋を探すのではなく、その担当葬儀社へ電話を入れ、「〇〇家(故人名)の通夜に供花を一基出したい」旨を伝えます。これにより、以下の決定的なメリットが得られます。
- 式場の祭壇デザインや統一規格に合致した花材・スタンドが自動的に手配される。
- 通夜の開式時間に間に合う最適なタイミングで搬入・設営される。
- 親族側が管理する「供花リスト」および名札順の配列に正確に組み込まれる。
- 遺族側が供花を辞退している場合、その場で発注を止めてもらえる(失礼を未然に回避)。
葬儀後の自宅へお悔やみ花(アレンジメント)を直接送る場合や、遠方から供花にメッセージを添える場合は、忌み言葉(重ね言葉や不吉な表現)を徹底的に排除した文面を作成しなければなりません。「重ね重ね」「たびたび」「ますます」といった言葉は不幸の連続を連想させるため厳禁です。
実務でそのまま使えるお悔やみメッセージ文例
【文例1:一般的な知人・友人へ(自宅宛てのお悔やみ花に添える手紙・カード)】
「〇〇様の突然のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。本来であれば直ちに駆けつけるべきところ、遠方より略儀ながら花を同封させていただきます。ご家族の皆様におかれましては、どうぞご無理をなさらず、ご自愛専一にお過ごしください。心よりご冥福をお祈り申し上げます。」
【文例2:取引先・ビジネス関係者へ(後飾り・四十九日前の供花)】
「貴社〇〇様のご訃報に接し、弊社一同深い悲しみに堪えません。生前賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに、安らかなる旅立ちをお祈り申し上げます。ご遺族の皆様ならびにご関係の皆様に、心より哀悼の意を表します。」
【文例3:親しい間柄で遺族の負担を気遣う場合(返礼不要の一筆)】
「〇〇さんの笑顔を思い出すたび、胸が締め付けられる思いです。ご生前のお姿を偲び、ささやかではございますがお花を贈らせていただきました。どうかお供えいただければ幸いです。なお、ご遺族の皆様におかれましては、返礼等のお気遣いは一切なさいませんよう、心よりお願い申し上げます。」