学校の知名度を全国区に押し上げている二大巨頭が、伝統の硬式野球部と新進気鋭のダンス部です。三重高校野球部の甲子園結果を語る上で欠かせないのが、2014年夏の選手権大会における準優勝の快挙です。大阪桐蔭高校との決勝戦で繰り広げられた1点を争う死闘(3対4)は、高校野球ファンの記憶に今なお鮮明に刻まれています。春・夏通じて幾度となく甲子園の土を踏んできた堅守巧打のプレースタイルは、県内中学生球児にとって憧れの象徴であり続けています。
そして近年、野球部以上のメディア露出と社会的インパクトを誇るのが、三重高校ダンス部「SERIOUS FLAVOR(シリフレ)」です。顧問の熱意ある指導と生徒たちの自主性が融合した圧倒的なエンターテインメント性は、全国高等学校ダンス部選手権(DCC)などのビッグタイトルで幾度も頂点に君臨。日本テレビ系『スッキリ』のダンス企画をはじめとする全国ネットのテレビ特集やアーティストとのコラボレーションを次々と実現させてきました。
関係者への取材によると、彼らの強みは技術の高さ以上に「見ている人を笑顔にする表現力」と徹底された人間教育にあります。放課後の校内には活気あるビートが響き渡り、野球部の泥臭いストイシズムとダンス部の現代的なポップカルチャーが共存するダイナミズムこそが、三重高校の校風を形作る決定的なエネルギー源となっています。