過去十数年のアーカイブのなかで、世界各地のユーザーによって発見された奇妙な光景は、時に「Googleマップ珍百景」や「Googleマップ面白い場所まとめ」といったWebコンテンツとして消費されてきました。そのなかには、偶然の産物だけでなく、意図的に仕組まれた事象も含まれています。
ネットの反応と噂の真相を分類すると、露出やハプニングにまつわる事例は大きく3つのパターンに大別されます。
第1に「完全な偶然による生活空間の露出」です。海外のリゾート地や住宅街において、プライベートな敷地内でくつろいでいた住民が撮影車に気づかず写り込んだケースです。第2に「撮影車を狙った意図的なパフォーマンス」です。ストリートビュー撮影車の走行ルートを察知した通行人や現地の若者が、カメラに向かって服をまくり上げたり奇抜なポーズを取ったりする行為で、過去に欧米を中心に相次いで報告されたストリートビュー珍事件の主因となっています。
そして第3が「フェイク画像やコラージュの拡散」です。特に近年では画像生成AIの普及に伴い、あたかもストリートビューのUI(操作画面)を模した精巧な偽画像がSNS上で作成され、実在しない「裸の写り込み」として出回る事例が急増しています。掲示板やSNSでセンセーショナルに拡散される情報のすべてが実際のGoogleマップ上に存在したわけではない点には、リテラシーを持った見極めが求められます。