この変化をビジネスの好機と捉え、力強く牽引しているのがフィットネス産業だ。パーソナルジムやボディメイク専門のパーソナルトレーナーたちは、クライアントに対する食餌指導の主力として、もも肉を中心としたメニューの提案を本格化させている。
同時に、大手食品メーカーやヘルスケア業界も迅速に動き出した。コンビニエンスストアの棚には、従来のサラダチキンに加えて、手軽に食べられる高タンパクな「もも肉ミール」や、PFCバランスが緻密に計算された惣菜ラインナップがずらりと並ぶ。かつてはマニアックな筋トレ飯だったものが、今や働く世代の日常的なライフスタイルへと昇華を遂げたのだ。