復帰後の快進撃は凄まじかった。数々のCMで鮮烈な印象を残すと、日本のテレビドラマ界において欠かせない主演級女優へと一気に駆け上がっていく。現代を生きる女性のリアルな葛藤や芯の強さを体現させれば、彼女の右に出る者はいない。痛快なチームプレイと硬軟織り交ぜたセリフ回しが話題を呼んだ『七人の秘書』では、理不尽な権力に立ち向かうリーダーシップを鮮やかに演じきり、高視聴率を牽引した。
さらにNHK大河ドラマ『麒麟がくる』において、主人公・明智光秀の正室である煕子役を好演。激動の戦国乱世を生き抜く夫を静かに、かつ情熱的に支え続ける姿は多くの視聴者の涙を誘った。グラビア時代に見せていた清冽な美しさは、年齢と経験を重ねることで、奥深い母性と慈愛を帯びた風格へと結実していたのである。