TikTokやInstagramのリールを開けば、アコースティックギター一本でこの曲をカバーする若者たちの姿が溢れている。かつて1980年代の日本を沸かせたハスキーボイスが、スマートフォンのスピーカーを通じて令和の夜空に響き渡る。彼らにとって、この曲は「古い音楽」ではなく、むしろ新鮮でリアルな感情表現として受け止められている。
ブームの起点となったのは、ある現役高校生シンガーソングライターが投稿した一本のカバー動画だった。飾らない歌声とストレートな歌詞が瞬く間に拡散され、わずか1週間で数百万回再生を突破。そこから火がつき、オリジナル音源へのアクセスが急増することとなった。